トレッドミルは続かなかったけれど
五十歳を過ぎるまでは、よく体を動かしていました。
朝起きた時のストレッチや散歩も、毎日のようにしていました。
ところが、五十肩になってから急に体を動かすことが苦痛になり、散歩までやめてしまいました。
そこから体重が5キロ以上増えてしまいました。
これではいけないと、ウォーキングを始めたこともあります。でも、外は暑かったり寒かったりしますし、紫外線も気になります。
結局、長くは続きませんでした。
五年前、そんな私を見かねた夫が、トレッドミルを勧めてくれました。
リビングの隅に置けば邪魔にならないし、夫も使いたいからと、その場で注文しました。
届いてみると、思ったよりも大きくて戸惑いました。
そこで、リビングの模様替えをして、鏡の前に設置しました。
これならテレビを見ながらでも続けられそうだと、その時は喜びました。
でも、一度下ろした重い腰は、簡単には上がらないものですね。
一か月くらいはがんばって続けましたが、だんだん使う頻度が減り、今はたまに思いついた時以外、使わなくなりました。
その時は、根気のない自分がいやになりました。
では、何なら続けられるのか。
あれこれ考えた末に、ひとつだけ新しく始めたことがあります。
それは、スタンディングデスクを使うことです。
私は毎日、何かしらPCの前に座っています。
それなら、運動の時間を作るより、まず座る時間を減らした方が現実的かもしれないと思いました。
もちろん、こうしてPCに向かっている今も、立ったまま作業しています。
さらに、足元にも工夫をしました。
ステッパーを置いて、足を動かしながらPCを使うことにしたのです。
これなら特別気負わなくてもできるかなと思って始めたのですが、なんとか一年以上続いています。
たった一年、されど一年です。
夫は、私と真逆で体を動かすことが大好きです。
そのため我が家には、たくさんのトレーニングマシンやグッズがあります。
そのすべてを使おうと思うと、気負って気が重くなります。
けれど、日常の中でできることをひとつだけ始めたことで、ようやく身に付きそうな気がしています。
健康診断でも、運動は大事だと必ず言われます。
私も頭ではよくわかっています。
でも、自分に合ったメニューややり方を見つけ、さらに続けることが、こんなにも大変だとは思いませんでした。
勢いだけで何でもできた若いころとは、気持ちも体も違っているのかもしれません。
トレッドミルは今も部屋の隅にあります。
また使う日が来るかもしれませんし、来ないかもしれません。
でも、立ってパソコンに向かい、足を動かすことだけは続いています。
若いころのようにはいきませんが、それが今の私に合ったやり方なのだと思っています。
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